知人のwordpressをメンテナンス。まず丸ごとローカルに引っ越して再現するために使ったプラグインは「Duplicator」

wordpressネタはいくらでもあるので、こんなところで記事にしても‥‥とは思いますが、もしかしたら役に立つかもしれないので、メモを残しておくことにしました。

wordpressで制作するお手伝いをした知人の会社のサイトがあるのですが、数年経過したところで、リニューアルの方向性も含め、いろいろと手入れをしようと、5月末に作業にとりかかりました。

いきなり公開サイトをあれこれ手入れするわけにもいかないので、まず始めに、ローカルの環境に、このサイトのクローンをつくることに。このクローンで、テーマの変更や、cssの調整などをテストしてみるわけです。ところが、ここまでが長かった‥‥結論からいうと、知人のwordpressのローカルへの移行が、当初はうまくいきませんでした。ローカルへ引っ越しし動作確認も問題ないのですが、なぜかログインができない。wordpressのダッシュボードに入れないわけです。最終的には別の手段で解決できたのですが‥‥。

■「お使いのブラウザは Cookie をブロックしているか、Cookie に対応していません」のエラー

知人のwordpressのサイトを手元のローカル環境へ引っ越しするにあたり、ちょっと調べると、サーバーを引っ越ししたりするためのプラグインがいろいろ出ていることが分かりました。数年前までは、たとえばデータベースのデータを取り出すには、サーバー上でphpadminなどを使う必要があったりしましたが、プラグインを使えば、データベースも、それ以外の画像などのデータも、wordpressへログインする権限があれば、簡単にコピーできてしまいます。しかも移転先で必要な各種設定もすべて自動化される。これは便利です。

さて何を使うか。とりあえず目についたDuplicatorというプラグインをダウンロード。評判もよく使いやすそうです。

さっそくインストールして実行。サーバー上のデータを荷造りして、それをダウンロードして、手元のローカル環境に移行します。一見、うまくいったようにみえたのですが、ログインしようとすると「お使いのブラウザは Cookie をブロックしているか、Cookie に対応していません。WordPress を使うには Cookie を有効にする必要があります」のエラー。

このトラブルは少なからずあるようで、探すといろいろな解決法が出てきました。
wordpressの「Codex日本語版」のログインができない場合を含めて、いろいろ試しました。英語の情報にもあたり、プラグインのDuplicatorの作者がいろいろ回答しているところも読んで、wp-login.php ファイルへの加筆等試しましたが、だめでした。どうもサイト自体のデータ量の多さが問題かもしれない、ということが分かってきました。というか、それくらいしか問題点が見当たらなかったのです。

そこで今度は、自分のところのサイト(このご覧いただいている「ウェブ”編集事態”」です)で、まず試してみることにしました。

■まず、自社サイトをローカルに再現してみる

Duplicator、説明が日本語化されているわけではないので、私は「プラグインでWordPressを楽々お引っ越し!duplicatorならサーバー移転も簡単」を参考にさせていただきました。

実際やってみると簡単でした。右上にCreate Newとあるのをクリック。「パッケージ」をつくります。荷造りですね。

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1 Setupの画面、特になにもせず大丈夫です(画面の下でデータベースに接続するための入力欄がありますが、ここで入れてもいいですし、後でインストーラーを起動させたときに入れても大丈夫です)。右下のボタンから次へ進みます。

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2 Scanの画面、そんなに時間かかりません。goodのかわりにwarningが出るときがありますが、赤字をクリックすると問題点が指摘されます。「ファイルの容量が大きすぎる」と出たりしますが、とりあえず先に進んで問題ないという場合もあります。

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3 Buildの画面、「Installer」と「Archive」が作られます。荷造りの完了です。wordpressの引っ越しであれば、下の「All Packages」を選びましょう。そうすると次の画面となり、右のボタンをクリックすれば、手元のパソコンにダウンロードされます。

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このとき、ダウンロードできないというエラーが生じることがあるようです。その場合には「ワードプレスのプラグインduplicatorで500エラー」が参考になるかもしれません。

■引っ越しは、「Installer」と「Archive」をセットで

ダウンロードした「Installer」と「Archive」を引っ越し先に運びます。前者はinstaller.phpのファイル名です。後者はかなり長いファイル名のzipになっています。ここではローカルのパソコンにサーバー環境をつくり、そこに移します。

自分の場合は、MacOS Xを使っていますので、MAMPというソフトを利用。手元の(ローカルの)パソコンに、MySQLなども使えるサーバー環境を再現します。そしてMAMPからphpadminに入り、適当な名前のデータベースを新規で仕込みます(今回の例では「edi」というデータベース名にしました)。
MAMPのインストールと、MySQLのデータベースを新規に作成するまでの過程は、ここでは省きます。詳しくはMAMP関係の情報をご参照ください。Windowsでは、XAMPPで同様のことが行えます。

さて、まずinstaller.phpとArchiveのzipファイルを、wordpressをインストールする場所におきます。今回は、MAMPの中になります。
具体的にするために書きますが”私の環境”の場合、/Applications/MAMP/htdocs/localedi/ です。(localediは今回のために設定したフォルダです。ここの名称は適当なものでかまいません)

そしてブラウザからinstaller.phpを起動。今回の”例”では、http://localhost:8888/localedi/installer.php です。
そうすると図のようにインストーラーが起動します。サーバーの環境等に問題がないとグリーンの○印と「Requirements: Pass」と出ます。
その下に(ホストはlocalhostのままで)必要事項を入れます。ネーム、ユーザー、パスワードです。ネームは先ほどつくったデータベースの名称。ユーザー、パスワードは、MAMPの場合、root/rootになっています。

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その下のTest Connectionをクリックし、グリーンのサインが2つ出たら、その下の注意書きを「読んだよ」のところにチェックを入れ、右下のRun Deploymentをクリック。

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次の画面に行くと、必要な変更が自動的になされ、新しいURLを示してくれます。
old settingには、移転前のサーバーのURLとパスが示されます。
右下のRun Update で最終段階に進みます。

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最後の3 Testの画面です。

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1は、引っ越しに関しての、ちょっと詳しいリポートが出ます。
2は、パーマリンク設定を変更したい場合、ここで変更可能です。クリックするとログイン画面に進みます。変更すると過去記事まで含めて変更されます。変更の必要がなければそのままで。
3は、移転先のサイトが表示されます。ここで正常に表示されると、ほっとしますね。
4は、引っ越しに使ったインストーラーとアーカイブを処分してくれます。そのままだとwordpressのフォルダに残されます。後で普通に削除もできますし、サーバー上ならftpで削除もできます。

以上で、自社サイトのローカル環境への移植は完了です。

■Duplicatorの失敗例と成功例

そして次に安心して、知人サイトのローカル環境への移行を試みたのですが、冒頭に書いた通りこれがうまくいきませんでした。荷造りをして、ローカルに移して、再びインストールして、ここまでは問題ないのですが、管理者としてwordpressにログインできない。cookieはもちろん有効ですし、複数のブラウザで試してもだめでした。

サーチエンジンで探した知りうる限りの解決法を試し、またwordpress、プラグイン、MAMP、MySQL、PHPのバージョンなどもチェックしました。ローカルでなく、本当のサーバーならどうかと、ふだん使っているところにインストールしてみましたが、結果は変わりません。なにかしら解決法があるだろうと調べましたが、だめでした。ただ「Duplicatorは一定以上の大きなデータには使えない」という報告があり、知人のサイトは約1.2GB。これがネックなのかもしれません。

では、どうするか。どこかで自分がミスしている可能性はあるわけですが、ここは別の手段を探しました。そうして見つけたのが、同様の働きをしてくれるプラグイン「All-in-One WP Migration」です。これでうまく移行できたのですが、それについては稿を改めます。

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